AndroidアプリのAPIレベルはどれを設定すべきか?
Androidアプリをリリースする時に、APIレベルの指定に毎回迷うので、まとめておきます。
APIレベルの指定個所
AndroidのAPIレベルの設定については以下のページに記述があります。
<uses-sdk> | Android Developers
指定箇所が3つあるのでまとめておきます。
なお、これは僕の理解なので、正確な情報は元ページを参照してください。
minSdkVersion
- アプリを実行するのに必要な最低APIレベル。
- システムのAPIレベルがこれよりも低い場合、アプリをインストールできない。
- 指定しないと全システムが対象になる。ただし、実際のコードが対応していないと、実行時にクラッシュする可能性がある。
targetSdkVersion
※主にテストするデバイスに合わせるのが良さそう。
maxSdkVersion
- Android 2.0.1 以前用のため、設定してはいけない。
どのAPIレベルを指定すべきか?
AndroidバージョンとAPIレベルの対応関係は、以下のページに対応表があります:
Platform Version - API Level table
また、Googleが公開しているAndroidのバージョン別シェアの情報が以下のページにあります:
現時点(2014年6月)だと、Gingerbread (Android 2.3) のシェアもある程度残っているので、他の理由がなければ、サポートするのはこれ以降になるでしょう。(minSdkVersion=9
)
targetSdkVersion
はメインで開発に使っているデバイスのAndroidバージョンに対応するAPIレベルで良いと思います。
なお、Google Play での「Android要件」の表示は、ベータ版では正しく反映されないようで、minSdkVersion=9
を指定すると「Android 2.3 以上」となるはずですが、「Android 1.6 以上」となりました。
製品版では正しく表示されるようです。
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